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潜入・滋賀県の廃村

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滋賀県多賀町
2、3年前から、ずっと気になっていた場所があった。
滋賀県の山の中に廃村があるらしい。
ゴーストタウン愛好家としては、ぜひとも行ってみたい。

そしてどうも、色々な本やウェブサイトを見ていると、
廃村(もしくは冬季無人の集落)は一ヶ所だけでなく
近接した場所に何ヶ所もあるらしい。

全容はよくわからないので、現地に行って
地形図を片手に、できるだけまわってみることにした!


名神をぶっとばして、彦根インターまで!
(途中、大津SAでヒッチハイカーを見つけたのでお話。きゃほ☆)

そして山の中へ!!

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多賀町杉
まずは8kmほど山道を走ると現れた集落、杉
1973年に廃村になったとのことですが、
多分に荒涼としていれど、まったく人が住んでないわけではなさそう。
集落から出てきた車とすれ違ったよ。(この時点で俺、かなり怪しい人物…)
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村内立入禁止の看板。
おー伊豆の踊り子みたい。




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多賀町保月
次の集落は、保月というところ。
こちらは、いっけんすると、整然としていて荒れた感じではない。
昔はこのあたりの中心集落で学校や郵便局もあったという。
写真撮ってたら、車が止まっておじさんが出てきたので、
いろいろ質問してみた。
おじさんいわく、この村に今は人は住んでいないとのこと。
ただ元住民が、わりと頻繁に訪れるので手入れが行き届いてるみたい。
おじさんも元住人とのこと。
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猿がいっぱい走り回っていた。
足元も気付いたら奈良公園みたいな糞だらけで、鹿も増えすぎてるっぽい。
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お寺に立派な鐘があって、つかせてもらった。




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多賀町五僧
お次は、三重県境の集落、五僧。
といっても、林の中に廃屋が二軒残るのみ。
ここは1974年廃村とのことだが、
うち一軒の家の軒先には、
1987年版イミダスやら『クレヨンしんちゃん』の単行本があった。
どういうことだろう?
あと、白骨(!)もあった。

三重県側の道路は豪快に土砂崩れしてた。
いまはこうやってバイクで気軽に来れるのだが、
車道が通ったのは廃村の後だったりする。




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多賀町河内妛原
妛原は「あけんばら」と読むみたい。
五僧から谷間を下ってくると、
枯れた水無し川が、一挙に流れと化すような湧き水があって凄かった。

この集落はゴミが分別されて出されてたり、生活感がある。
廃村ではないと思う。




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多賀町霊仙落合
河内妛原から、またしばらく山間に入ったところの集落。
廃屋が7、8軒、神社、寺など。
学校もあったみたい。廃村。
落合という地名のごとく、谷底にある印象で、少々暗くて湿った感じか。
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登山口があって、わりと外部の人の出入りがある立地なのか
この集落だけ、やたらと家に「警察捜査中」と張り紙がしてあった。



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彦根市男鬼
霊仙落合から、さらに枝道を入って分け入ると、
彦根市の飛び地のような集落、男鬼。「おおり」と読む。
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ここはなんなんだろう。
寂しい廃村ってとこから、さらに山を分け入ってるのに、
なぜか忽然とすごい開放感が。
人の気配はないけど、まったく荒れておらず廃村っぽくもない。
元住人がわりときれいに手入れしてるのが伝わる。

この先に、武奈という集落もあるはずなのだが、
どういったらいいか分からず(地図にある道はハードすぎた)
引き返す。



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多賀町霊仙入谷
ここはちょっと圧巻である。

道路から山の中にすごい傾斜の脇道が伸びていて、
なんとなくそこを登ってみたら、ビックリした!

田舎の道を走ってるとそういう光景はよくあって、
普通は木を切り出すための作業道なのだが
ここは違った。
斜面に立派な家々が整然と建っていた!
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集落内の高低差50mくらいあるんではなかろうか。
よくこんな傾斜のあるところに家を建てたものだ。
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普段は無人集落で間違いなさそうだが、
毎月第一日曜を「故郷の日」と決めて、定期的な集いがあるようだ。
元住民同士のコミュニティの健在なのが分かる。

ここ一番好きかも。




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多賀町甲頭倉
ここは集落の入口がゲートで閉ざされてて、中は伺えない。
クローズドヴィレッジ。
興味本位のよそ者などにウロウロされたくないよね…。




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多賀町向之倉
向之倉。
ここが書籍やネットなど廃墟メディア的には、
もっとも有名な集落。

やはりここに行ってみたく、ボスキャラなんやろうと思い込んでいたが…

他を見たあと現地に来ると、どうも名前だけ一人歩きしてしまってる感が、
いや、廃墟といえばどこの集落よりも廃墟なんやろうが、
廃村としては寿命が過ぎてしまってる…
建物も残り少ないし、崩壊して土に返りつつある。
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ほかの集落がまだゴーストタウン然としてるのに比べると、
ここは早いうちに元住民の地縁が無くなったんだろうなと思ったりした。



…というわけで、
それぞれおもむきの違った集落を何ヶ所も見れてしまった。
さながら廃村のアミューズメントパーク。

いや~実に楽しい、ここでは一日たっぷり楽しめます。


行き方のわからなかった集落、車道がない集落など、
まだまだ行き残してるのでいずれ第二回遠征せねば。


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彦根ちゃんぽんを食べて帰りました。
ちかれたー。

追記 今回は国土地理院の5万分の1地形図を使ったけど、
   昭文社の登山地図『山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹』が
   ずばり廃村の記述まであり良さそうです。




通算走行距離14268.5km



  1. 2011/11/04|
  2. 14000~15000km|

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